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EQについて(その3)

前回情動についてご説明させていただきましたが、今回は身近な情動と人体に及ぼす影響について書きたいと思います。

情動の人体に及ぼす影響

怒り:血液が両手に集まる。武器を握ったり、敵に殴りかかるための準備。心拍数が上がり、アドレナリンなどのホルモンが一気に増加して激しい動作に必要なエネルギーを作り出す。

恐怖:血液は両足などの大きな骨格筋に流れて逃げる準備をする。顔は血の気が引いて青白くなり、同時にほんの一瞬、体が凍り付いたように動かなくなる。脳の中で大量のホルモンを分泌し、いつでも行動が起こせるように全身を緊張状態におく。

幸福:脳の中で否定的な感情を抑制し、不安感を生じさせる部分の活動が低下する。

愛情、優しい気持ち:副交感神経系を覚醒させる。恐怖や怒りの情動がもたらす「攻撃するか逃避するか」の構えとは正反対に穏やかで満ち足りた全身状態を作り出す。一般的には「リラクセーション反応」と呼ばれる。このような状態のときは、他人との協調関係も容易になる。

驚き:眉をつり上げる動作には、視界を広くし、予期しなかった状況について多くの情報を収集し、正確な状況判断や最適な行動を選択するための準備として意味がある。

嫌悪感:全世界的に共通な鼻にしわを寄せ、上唇をゆがめてめくり上げる表情は、原始時代の人間が有害な臭気に対して鼻孔を閉じるしぐさ、有害な食物を口からはき出すしぐさの名残。

悲しみ:人間の活動意欲(とくに楽しい活動に対する意欲)やエネルギーは低下する。その状態がだんだんひどくなってうつ状態になると、体の代謝機能まで低下する。このようなエネルギーの低下は悲しみで力を落としたヒトを安全なすみかの近くに留め置く効用があったのかもしれない。

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